代表者ごあいさつ

この相談室を運営する「法務・会計　梅谷事務所」の代表司法書士・梅谷正太です。私は、2003年から、家族の法律的な問題を一筋に扱ってきました。

「人生１００年時代」と呼ばれるようになり、元気で長生きされるシニアの方も増える一方、寿命が延びた分、認知症などのリスクも増えています。

弊所への相談もシニアに関するケースが増え、今では、年間約300件の相談をお受けしています。

相談内容は、『遺産相続』や『遺言書作成』など多岐に渡りますが、特に最近増えているのは、認知症などで判断能力が低下した方の『成年後見人』の相談です。

私自身も司法書士として『成年後見人』をお受けしますが、『成年後見人』は、資産を家族の未来のために運用することも、家族のために自宅をリフォームすることも基本的には出来ません。

『成年後見人』という制度の限界を感じるとともに、本来なら家族で家族の財産を守っていくのが一番良いと常々感じてきました。

そして大切なのは、財産を保有する家族が亡くなる前に、または判断能力が低下する前に、家族で対策を練っておくことの重要性です。

『家族信託』は予防の一つの手法です。
家族の資産を家族で円満に管理・承継していく。
私は、もっと多くの方に予防法務としての『家族信託』を知ってもらい、そして、そのお手伝いが出来ればという思いで相談室を立ち上げました。

画期的な制度でもある『家族信託』ですが、万能ではありません。

ご家族の事情を考慮し、他の制度と比較検討して、何が“ベター”なのかを十分考える必要があります。私たちは、そのお手伝いをさせていただきます。

「予防法務でこころの「晴れ」を！」が私たちの願いです。
皆様の心の中のもやもやを「晴れ」にするために貢献して参ります。

2019年　はりま家族信託相談室／代表司法書士・梅谷正太