物議を醸した東京オリンピック2020+1。
始まってみるとアスリートの姿にハラハラドキドキ、胸打つシーンに出会います。
そんな中、今回初めて開催された「スケボー」競技をテレビで鑑賞しました。ルールや技も知らない中、解説者の言葉がとても残った。
「やばいっスねー」「マジヤバイっスよー」とあまり解説では耳慣れぬ言葉が(笑)
アナウンサーの人の綺麗な返答で現実に引き戻される感覚になるほど、解説者と一緒に観ている気分にさせてくれる。
さすが、ストリートから生まれた競技だなー、解説者もストリートの人だ・・と、セリフを楽しんでいましたが、評判はどうなんだろう?と思っていました。
そんな次の日の『天声人語』は、早速、このネタをコラムにしており、この言葉使いは社会言語学者の中村桃子さんが「ス体」と命名されていることを知った。
コラムによれば、「ス体」は、親しみと丁寧さを同時に伝えられる語法として浸透していったとの事。
なるほどー、市民権を既に得ているんだと、何となくほっといたしました^^
天声人語では、その解説者の語りを「肩ひじ張らない普段着の語り口」「大役お疲れさまっス」と〆ていた。
2021.8.1
梅谷事務所/高橋